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会長の魚住祐三郎から任されている旭光製糖の社長麻生達之助は、総会屋立石俊輔の大量の株の買いしめにより社を乗っ取られ自殺した。立石は財界の大物市原多聞の手先である。麻生の娘康子はこのことを知って立石に復讐を誓った。そんな康子の態度を心配するのは恋人の矢代七郎であった。矢代は京阪大学で水産植物学を研究する学徒で、氷雪藻の研究に取り組んでいた。旭光製糖の株主総会にのりこんだ康子は、立石に挑戦状を叩きつけ、市原派が次に狙っている“うろこ屋”デパートの株の買いしめにかかった。そんな彼女に魚住も応援した。康子と立石の株の買いしめ合戦が始まった。康子はいち早く“うろこ屋”の社長菊井啓二郎と手を握った。二人の持株は二百四十万株だ。結局後の六十万株が勝負だ。この六十万株を持っているのは佐伯という男だ。康子の訪問に佐伯は、株の譲渡の交換条件に康子の肉体を狙った。康子が拒...
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