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元和九年の元旦。江戸城に大事件が起った。秀忠の嫡子、次代将軍の家光が毒殺されかかったのである。家光の弟忠長を偏愛する北の方が本多上野介らと組み、家光を亡きものにしようとしているのだ。家光の乳母春日局、大久保彦左衛門らはこれを憂慮した。彦左は将軍剣術指南柳生宗矩と対策をねった。彦左の一の子分魚屋の一心太助が新年の挨拶に来た。正装した太助は、家光と瓜二つだった。彦左にアイデアが浮んだ。家光と彦左の身分を入れかえるというわけである。太助は気狂いに化けた。家光も高熱のあまり頭がおかしくなったというので、太助と家光は姿を入れかえることに成功した。家光の太助は、魚河岸に行って太助の人気を知った。本多上野介につながるゴロツキどもが魚河岸の差配権を手に入れようとして暴れたが家光と十兵衛が彼らをノシた。江戸城に入りこんだ太助はトンチンカンぶりを発揮した。家光が気狂いに...
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